秋葉原発展の歴史とその概要について

様々な出来事が現在の秋葉原を造ってきた

10年単位で知る秋葉原年代史

秋葉原の主な出来事を10年単位で区切り、年代史としてまとめています。

2000年〜2009年 現在の『オタクの聖地秋葉原』を形成する10年間

2010年〜2019年 秋葉原の進化を語る上で外せない10年間

秋葉原の歴史

秋葉原の歴史は古く、その起源は江戸時代にまで遡ります。秋葉原の名前の由来は、秋葉神社(あきはじんじゃ)にあります。秋葉神社は、古くからの信仰の対象であり、秋葉原の地域はこの神社の周辺から発展していきました。街の象徴として現在もアキバや私達を見守ってくれています。

明治時代から大正時代にかけて、秋葉原は東京の電気街として発展しました。当時、電気機器や無線通信機器の専門店が集まり、技術の進歩とともに電気街としての地位を確立しました。

戦後、秋葉原は戦災による被害を受けましたが、その後住民の努力により復興が進みました。特に1950年代から1960年代にかけて、家電製品の普及とともに秋葉原は再び電気街としての地位を確立しました。

そして1980年代以降、アニメ、マンガ、ゲームなどのオタク文化が秋葉原に集まるようになりました。秋葉原の電気街は、これらの文化に関連する商品の販売やイベントの開催の場となり、『オタク文化の拠点』としての地位を確立しました。

近年、秋葉原はますます多様化し、エンターテイメント、グルメ、ショッピングなどの要素も加わりました。多くの複合施設やショッピングモールが建設され、観光客や地元の人々が集まる活気のある街となりました。

このように秋葉原は、その歴史を通じて電気街からオタク文化の拠点へと変遷してきました。今日では、アニメやゲーム、テクノロジーに関心のある人々にとって、秋葉原は必訪のスポットとなっています。

交通の発展

公共交通期間の要衝となった秋葉原

公共交通機関

秋葉原の交通アクセスは、鉄道の開通によって大きく変わりました。1888年には東京駅と上野駅を結ぶ「上野東京ライン」(現在の山手線)が開通し、秋葉原駅が設置されました。これにより、秋葉原は鉄道の要所となり、アクセスが容易になりました。

昭和に入ると、電車の路線網が拡大し、秋葉原へのアクセスも便利になりました。1932年には東京地下鉄(現在の東京メトロ)銀座線が開通し、秋葉原も銀座線の駅として利用されるようになりました。

秋葉原でつくばエクスプレスの開業は、2005年3月に実現しました。つくばエクスプレスは、茨城県つくば市と東京都秋葉原を結ぶ高速鉄道路線であり、首都圏とつくば科学都市を結ぶ交通手段として重要な役割を果たしています。

また、つくばエクスプレスの開業により、秋葉原はさらなるアクセスの拡充と利便性の向上を実現しました。以前は、茨城県へのアクセスは電車やバスを乗り継ぐ必要がありましたが、つくばエクスプレスの開業により、直接つくば市へアクセスできるようになりました。

JR秋葉原駅では、つくばエクスプレスとJR線が接続しており、乗り換えもスムーズに行うことができます。つくばエクスプレスは快速運転を行っており、所要時間の短縮による利便性向上も実現しています。

つくばエクスプレスの開業により、秋葉原はつくば科学都市へのアクセス拠点としての役割を果たしており、研究者や学生、ビジネスパーソンなどが利用しています。また、つくばエクスプレスの沿線には多くの研究機関や大学があり、研究者や学生の交流や産学連携が促進されています。

秋葉原の街には、つくばエクスプレス開業後も多くの観光客や地元の人々が訪れ、活気が続いています。さまざまなショップや飲食店、エンターテイメント施設などが集まり、多様な魅力を提供しています。つくばエクスプレスの開業により、秋葉原はさらに発展し、魅力的な街としての地位を確立しました。

秋葉原を結ぶ主要な幹線道路

首都高速道路 環状7号線(外回り・内回り): 秋葉原周辺を通る環状の高速道路で、都心部を一周する主要なルートです。

国道4号線(東京外環自動車道): 秋葉原を横断する国道で、東京都心を環状に結ぶ道路です。交通量が多い幹線道路の一つです。

都道315号線(神田佐久間町通り): 秋葉原駅周辺を通る都道で、秋葉原のメインストリートとして知られています。

都道419号線(外神田通り): 秋葉原駅の南側を通る都道で、秋葉原周辺の主要な通りの一つです。

秋葉原を走るバス路線

  1. 東京都交通局(都営バス)
    • 都01系統:秋葉原駅前 – 両国駅前
    • 都02系統:秋葉原駅前 – 浅草駅前
    • 都03系統:秋葉原駅前 – 浅草雷門
  2. 首都圏バス
    • 秋01系統:秋葉原駅前 – 上野駅
    • 秋02系統:秋葉原駅前 – 御徒町駅 – 浜町公園
    • 秋03系統:秋葉原駅前 – 東京ドームシティ
  3. 都営バス・東京都交通局以外のバス会社(一部の路線は他社が担当)
    • 高速バス:秋葉原駅前を発着する高速バスが東京都内や近隣都市への路線で運行されています。

このようにバス路線は、秋葉原駅周辺や周辺の主要な観光スポットや交通拠点とを結んでいます。

秋葉原エリアの人口は?

A:約20000人と推定。 ※千代田区HP 町丁別世帯数および人口(住民基本台帳):令和5年5月1日現在より筆者抜粋推定

ご承知の通り秋葉原という地名はありませんし、明確な『秋葉原地区』の特定は難しいです。神保町でも「〇〇アキバ店」という看板が見受けられるくらいですからね(汗)

住宅エリアと言うより商業エリアとなっているため、流動人口は凄まじい事になっているという推測は想像に難くありません。

※ちなみにgoogle先生へ問いかけたところ、2014年のデータで秋葉原駅周辺人口として500m圏内に約5000人、1km圏内に約30000人との回答を頂戴しました。

秋葉原がもたらす経済効果

前段でも書きましたが明確な地域としての断定も難しく、統計データの存在が確認出来ませんでした。

ですが秋葉原は、日本国内外からの観光客やアニメ・マンガファン、ゲーム愛好者などが集まるエリアとして知られており、その経済効果は大きいと言えます。以下に秋葉原がもたらす経済効果の下記の要素を紹介します。

観光産業: 秋葉原は、アキバカルチャーや電気街としての魅力があり、日本国内外から多くの観光客が訪れます。彼らはアニメ・マンガショップ、ゲームセンター、エレクトロニクス店、カフェ、レストランなどで買い物や飲食を楽しみ、観光に関連する商品やサービスにお金を使います。

商業施設: 秋葉原には大型商業施設やデパート、専門店が数多くあります。これらの施設はアニメ・マンガグッズ、電化製品、ゲーム機器、コンピュータ関連製品などを販売しており、多くの人々が商品を購入するため、地域経済に貢献しています。

飲食業: 秋葉原周辺には多くのレストランやカフェがあり、観光客や地元の人々が食事や飲み物を楽しむ場所として利用しています。特にアニメやゲームに関連するテーマのカフェやレストランは人気があり、集客効果をもたらしています。

就業機会: 秋葉原はアニメ・マンガやゲーム産業に関連する企業や専門店が多く存在しており、それにより多くの雇用機会が提供されています。アニメ制作会社やゲーム開発会社、販売店、カフェなどの従業員やスタッフが多く活躍しており、地域の雇用創出に寄与しています。

やはり秋葉原は地域経済において重要な役割を果たしています。また、そのの経済効果は、次なるアキバカルチャーやテクノロジー、ポップカルチャーなどの発展にもつながっています!

秋葉原に魅せられた有名人達

秋葉原を訪れたスーパースター(来訪年)

ウィル・スミス(2008年)– アメリカの俳優・ミュージシャン

ジャスティン・ビーバー(2011年)– カナダのポップスター

レディー・ガガ(2014年)– アメリカの歌手・女優

ポール・マッカートニー(2014年)– イギリスのミュージシャン

ウィル・アイ・アム(2015年)– アメリカの歌手・音楽プロデューサー

ジョン・トラボルタ(2015年)– アメリカの俳優・歌手

ニコラス・ケイジ(2016年)– アメリカの俳優

チャーリー・プス(2016年)– イギリスの歌手・ミュージシャン

ジェイソン・モモア(2017年)– アメリカの俳優

クリス・ヘムズワース(2019年)– オーストラリアの俳優

他、多数すぎて割愛!

日本の有名人

桑田佳祐: シンガーソングライターであり、秋葉原のアイドルカルチャーや音楽シーンに興味を持って訪れました。

福山雅治: 俳優・歌手であり、アニメやゲームなどのオタク文化に関心を寄せ、秋葉原を訪れたことがあります。

浜崎あゆみ: 歌手であり、アイドルグッズやファッションに関心を持ち、秋葉原のショップを訪れたことがあります。

: 人気のアイドルグループであり、秋葉原のファンイベントやショップを訪れたことがあります。

石原さとみ: 女優であり、ドラマや映画のロケ地として秋葉原を訪れたことがあります。

岡田准一: 俳優であり、秋葉原のゲームセンターやアニメショップを訪れたことがあります。

小栗旬: 俳優であり、アニメやマンガに興味を持ち、秋葉原を訪れたことがあります。

中居正広: 俳優・タレントであり、秋葉原のアイドルイベントやライブを訪れたことがあります。

橋本環奈: 女優であり、アニメやゲーム作品のファンであり、秋葉原を訪れたことがあります。

などなど…

世界の要人・実業家たち

バラク・オバマ(アメリカ元大統領)- 2014年

マーク・ザッカーバーグ(Facebookの創業者)- 2017年

ビル・ゲイツ(マイクロソフトの創業者)- 2019年

スティーブ・ウォズニアック(アップルの共同創業者)

エマニュエル・マクロン(フランスの大統領)- 2019年

ジャスティン・トルドー(カナダの首相)- 2020年

ダルメシュ・デーサイ(インドの首相)- 2021年

リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループ実業家)- 2021年

サティヤ・ナデラ(マイクロソフトのCEO)- 2021年

ジャック・ドーシー(Twitterの共同創業者)- 2022年

ジャスティン・サン(暗号通貨エンジニア)- 2022年

万世橋と秋葉原

万世橋とJR中央線

万世橋は、都心部と下町エリアを結ぶ重要な橋であり、隅田川の景観を彩っています。歴史的な価値や交通の便益から、多くの人々に親しまれています。北側は外神田一丁目、南側は神田須田一・二丁目。元は昌平橋と呼ばれていたとも。ちなみに住所は「東京都千代田区」です。

万世橋の存在意義

アクセスの要所: 万世橋は、秋葉原駅周辺と隅田川の間に位置しており、秋葉原へのアクセスにおいて重要な要所となっています。万世橋を渡ることで、隅田川を越えて秋葉原へと入ることができます。

観光地との接点: 万世橋からは、隅田川やその周辺の観光地へのアクセスも可能です。例えば、隅田川の船上からは、川沿いの桜の名所や東京スカイツリーを眺めることができます。秋葉原を訪れた観光客も、万世橋を通過して隅田川の景色を楽しむことがあります。

イベント利用: 秋葉原ではさまざまなイベントが開催されます。その中には、万世橋周辺で行われることもあります。例えば、夏には隅田川花火大会が開催され、万世橋周辺から花火を楽しむことができます。

街の雰囲気の一部: 万世橋周辺は、まはや秋葉原の一角を形成する重要なモノ。肉の万世さんやレンタルオフィスが集中し、マンション等の居住域として発展。某遊戯施設や変わりモノ自販機など名物も多数。万世橋周辺の活気ある雰囲気は、秋葉原の街全体の魅力の一部となっています。

万世橋架替えの歴史

初代万世橋(1657年)– 初代の万世橋は、江戸時代の1657年に建設されました。この橋は、江戸幕府が整備した東海道の一部であり、江戸と下総国(現在の千葉県)を結ぶ重要な交通路として機能しました。

二代目万世橋(1724年)– 初代の万世橋は数回の改修を経ていましたが、1724年に改築され、二代目の万世橋となりました。

三代目万世橋(1901年)– 1889年に発生した台風の被害により、二代目の万世橋が流失しました。その後、1901年に三代目の万世橋が建設されました。この橋は、鉄製のアーチ橋であり、当時の最新技術が導入されていました。

四代目万世橋(1966年)– 1964年の東京オリンピック開催に伴い、東京都の都市整備計画が進められました。その一環として、1966年に四代目の万世橋が完成しました。この橋は、コンクリート製のアーチ橋となっており、現在もその姿を保っています。

まさかの江戸幕府が東海道として整備した橋が原点だったのですね(゚д゚)!

確かに日本橋が近いしうなずけます。

くまおの視点👀

秋葉原の歴史を語る上で上記に列記したものはほんの一部に過ぎません。

ですのでこの記事は随時更新していきます。

また、コメントなど戴ければ加筆・修正の参考とさせて戴きますのでよろしくお願いします!!

All Photos:くまお

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