ポケカ転売で逮捕者発生。抽選販売を悪用した複垢事件の実態

ポケモンカードの抽選販売を巡る不正事件が注目を集めています。
報道によるとポケモンセンターオンラインの抽選販売を悪用し複数アカウントを不正に作成してポケモンカードを購入・転売していたとしてベトナム国籍の男2人が逮捕されました。
男らはSIMカードの電話番号を大量に用意し架空人物になりすまして会員登録。
抽選に繰り返し応募し合計30箱、約16万円相当のポケモンカードを入手したとされています。
これらは定価の2倍以上で転売され最終的な利益は424万円以上にのぼる可能性があると報じられています。
容疑は私電磁的記録不正作出・同供用および窃盗。
さらにSIMカードの不正入手についても詐欺容疑で起訴されています。
この事件は2026年2月5日付の朝日新聞などでも詳しく報じられました。
過去にも相次ぐポケカ不正・転売事件
今回の事件はポケモンカードを巡る不正の「氷山の一角」にすぎません。
過去数年を振り返ると類似事例は繰り返し確認されています。
- 偽造身分証による不正購入(2023年・大阪)
偽造した健康保険証を使い抽選購入券を詐取しようとしたグループが逮捕。 - 他人名義クレジットカードの不正利用(2025年・栃木)
出会い系サイト経由で入手したクレカ情報を使い高額ポケカを大量購入・転売。 - 再シュリンク詐欺(2023年・警視庁)
中身を入れ替えたカードを新品として販売し被害総額は約620万円。 - ゲームデータ改ざん販売(2024年・石川)
改ざんしたポケモンデータを含むソフトを販売し不正競争防止法違反で逮捕。 - 店舗窃盗と組織的転売(2022年・秋葉原)
闇バイト形式でポケカ約1300万円相当を盗み転売していたグループが摘発。
これらの事件に共通するのは、
ポケモンカードが「高換金性商品」として犯罪対象になっている点です。
なぜポケカ転売は犯罪に発展しやすいのか
長年指摘されてきた問題は大きく3つあります。
抽選システムの脆弱性
SIMカードや偽名を使った複数アカウント作成が可能な状態が続きX上では「厳正抽選とは言えない」との批判が常態化していました。
供給不足と価格高騰
需要に対して生産が追いつかず定価の数倍で転売される状況が常態化。
結果として正規購入を望むファンが排除されやすくなっています。
犯罪の連鎖と社会的影響
転売が窃盗・詐欺を誘発し一部では国籍や属性への偏見を生む副作用も指摘されています。
また、転売利益の申告漏れにより国税局の調査も強化されています。
考察:何が本当に問題なのか
転売そのものは違法ではありません。
しかし今回のように、
- 不正な複垢作成
- 偽装登録
- SIMカードや身分情報の悪用
が絡むと明確な犯罪行為になります。
最大の問題は需要超過と不十分な対策が長期間放置されてきた構造です。
厳格な本人確認(eKYC)や受注生産、複垢検知の強化など技術的に可能な対策は存在します。
それでも十分に導入されてこなかった結果市場の歪みが犯罪を呼び込んでいる側面は否定できません。
まとめ
ポケモンカードはもはや単なる「カードゲーム」を超え高額取引される資産として扱われています。
だからこそ販売側・購入側・プラットフォーム側すべてにこれまで以上の責任と対策が求められていると言えるでしょう。
この件に関してちょっとしたコラムを寄稿しました。
We want to determine what the essence of the problem is.
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