ねんどろいど20周年のうんちく
2025年。
ついにねんどろいどが20周年の節目を迎えた。
SNS上では「#ねんどろいど20周年」「#スマイルフェス2025」などのタグが急上昇し多くのファンやフィギュア界隈で祝祭ムードが爆発している。
まさに今ねんどろいどはシリーズ史上最大の注目期に突入している。
ねんどろいどの歴史は2006年にさかのぼる。
第1弾として「ねんどろいど ネコアルク」が発売されたのが
すべての始まりだった。
その後、初音ミクやFateシリーズなど数々の人気IPと手を組み
瞬く間に世界的フィギュアブランドへと成長。
20年の歳月でリリース総数は2000体を優に超え、
今やオタク文化の象徴的存在になった。
今回ねんどろいどが20周年のタイミングで一気に話題となった最大の理由は、
単なる周年記念ではなく「再販サミット」「JAPAN TOUR」
「スマイルフェス」「新作発表ラッシュ」といった複数の大型施策が
同時進行していることにある。
いわばこれまで積み重ねてきた資産を総動員した
ねんどろいど史上最大規模の一大展開が始動したのだ。
中でも大きな話題を集めているのが「再販サミット」である。
これはユーザー投票型の再販希望受付企画であり、
過去20年間に発売された膨大な商品ラインナップの中から、
ファンのリクエストによって再販作品が選出される仕組みだ。
これまで入手困難だった名作ねんどろいどが再び手に入る可能性が
生まれたことで古参ファンから新規層まで一気に注目を集める結果となった。
さらに秋葉原を皮切りに全国巡回する「ねんどろいどJAPAN TOUR」も始動。
スマイルフェス会場では特別展示や体験型イベントが連日盛況となり、
まさに20周年の祭典にふさわしい賑わいを見せている。
公式配信番組「ねんどろいどFUNS スマイルフェス2025」も開催され、
連日発表される新作情報がSNS上で連鎖的に拡散され続けている。
今回のバズは単なる周年記念ではなく、
「新作」「再販」「全国巡回」「体験イベント」「記録更新型発表ラッシュ」
という複合展開によってねんどろいどというブランドの
過去・現在・未来すべてが交錯する総力戦となっている。
この立体的な仕掛けこそが、2025年のねんどろいど祭りを
他の周年イベントとは一線を画す盛り上がりに押し上げた最大要因である。
第スマイルフェス2025発表まとめ：新作怒涛の全リスト
2025年6月12日に配信された「ねんどろいどFUNS スマイルフェス2025」で、
膨大な新作商品が一挙発表された。
ねんどろいど20周年という節目にふさわしくゲーム・アニメ・Vtuber、
配信コンテンツなどジャンルを超えた怒涛のラインナップが公開された。
ここでは情報が錯綜する各種発表を分野ごとに整理し
完全版リストとしてまとめていく。
| ジャンル | 作品タイトル | 商品名・キャラ名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初音ミク・ボカロ系 | 初音ミクシリーズ | 閉ざされた窓のセカイVer. | 彩色原型公開 |
| 開かれた窓のセカイVer. | |||
| 初音ミク 3.0 | 彩色原型公開 | ||
| グッスマくじ 初音ミク 2025 Autumn | |||
| 鏡音リン・レン | 鏡音リン 2.0／レン 2.0 | 彩色原型公開 | |
| 巡音ルカ | 2.0 | 彩色原型公開 | |
| MEIKO・KAITO | 各2.0版 | 彩色原型公開 | |
| Fate系 | Fate/Grand Order 他 | バーサーカー/アルトリア・キャスター | |
| セイバー（ねんどろいどらーじ） | |||
| ねんどろいどさぷらいず Fate/stay night | |||
| アニメ・人気作品系 | キルラキル | 纏流子 神衣鮮血 Ver. | 彩色原型公開 |
| 鬼龍院皐月 神衣純潔 Ver. | 彩色原型公開 | ||
| エヴァ | アスカ テストスーツVer. | 彩色原型公開 | |
| 物語シリーズ | 忍野忍 2.0 | 彩色原型公開 | |
| 夏目友人帳 | 名取周一 | ||
| ブラックジャック | ブラック・ジャック | ||
| ローゼンメイデン | 真紅 2.0 | 彩色原型公開 | |
| るろうに剣心 | 志々雄真実 | ||
| 遊戯王 | 城之内克也 | ||
| ハンターハンター | ゴン・キルア（ハンター試験Ver.） | 彩色原型公開 | |
| REBORN! | 獄寺隼人・山本武 | ||
| 東京リベンジャーズ | 花垣武道 | 彩色原型公開 | |
| 葬送のフリーレン | ねんどろいどさぷらいず | 彩色原型公開 | |
| その着せ替え人形は恋をする | 喜多川海夢コレクション | 彩色原型公開 | |
| 9-nine- | 九條都 メイド服Ver. | ||
| エイリアンステージ | ティル | ||
| ゲーム作品系 | ENDER LILIES | リリィ | |
| 勝利の女神：NIKKE | ソーダ、紅蓮：ブラックシャドウ | ||
| Stellar Blade | EVE | ||
| ブルーアーカイブ | 室笠アカネ、尾刃カンナ、下江コハル | ||
| Vtuber・配信系 | にじさんじ | 椎名唯華、ルンルン、イブラヒム、ローレン・イロアス | |
| ウマ娘 | ヴィルシーナ | ||
| うたの☆プリンスさまっ♪ | スターリッシュ全キャスト | ||
| 刀剣乱舞ONLINE | 鶴丸国永 祝装Ver.／三日月宗近 祝装Ver. | ||
| スポーツ・少年漫画系 | ハイキュー!! | 影山飛雄（らーじ）／月島蛍・山口忠 新生烏野Ver. | 彩色原型公開 |
| REBORN! | 獄寺隼人・山本武 | ||
| 東京リベンジャーズ | 花垣武道 | 彩色原型公開 | |
| 声優・タレント系 | 声優モデル | 島崎信長 | |
| 着せ替えコスプレVer. | リズ cosplay by Marin | 彩色原型公開 | |
| 進行中 | 制作進行中 | ヴィルシーナ／ガイア／魈 | 制作進行中 |
こうして整理して見ると今回のスマイルフェス2025発表は、
ねんどろいどシリーズ史上過去最多レベルの新規参入IPが押し寄せたことが分かる。
特に注目すべきはNIKKEやStellar Blade・ブルーアーカイブ・Vtuber
・ウマ娘といった近年の最前線IPが次々に採用され、
20周年の節目に合わせて一気にラインナップを拡充している点だ。
もはやねんどろいどというシリーズはアニメ・ゲーム・ソシャゲ・
配信、VTuberといった現代カルチャーすべてを横断する
巨大プラットフォームとなっている。
今回発表された新作は6月のスマイルフェス現地展示を皮切りに、
年内〜来年にかけて順次予約受付・発売が進行していく予定となっている。
再販サミット始動：20年の資産が再販戦争に？
ねんどろいど20周年最大の目玉企画のひとつがこの「再販サミット」である。
ねんどろいどの最大の課題として長年語られてきたのが、
過去商品がほとんど入手困難になってしまう現象だった。
発売当初は容易に入手できたフィギュアも、
販売終了後は数年単位でプレミア価格化。
入手難易度が跳ね上がり新規ファンがシリーズに入りにくくなる要因ともなっていた。
今回の再販サミットはこの長年の課題に対するファン参加型の解決策として入された。
仕組みは極めてシンプルである。
これまで発売された膨大なねんどろいど商品の中から、
ユーザーが再販希望商品を投票し、要望が集まった作品が優先的に再販検討リスト入りする。
グッドスマイルカンパニーはこの投票結果を今後の商品戦略の重要な判断材料とする方針を明確にしている。
注目すべきは今回の再販サミットが国内票に限らず、
グローバルユーザーからも投票を受け付けている点である。
日本・北米・欧州、アジア各国のコレクター需要を横断的に集計することで、
世界規模での人気商品データベースが形成されつつある。
ねんどろいどの海外展開拡大を考えれば、
まさに20周年を超えて次世代へ踏み出す新戦略の象徴的施策と言える。
再販希望が集まりやすい代表的な作品としては、Fateシリーズ初期作や
初音ミクの限定衣装系・物語シリーズ・プリキュア系・古参ジャンプ作品、
艦これなどが早くもSNS上で多くのリクエスト投稿を集めている。
中でも入手困難度が高騰していた過去のワンフェス限定商品やショップ限定版は、今回の再販サミットにかける期待値が非常に高い。
再販サミットの最終結果は今後集計・公表が予定されており、
すでに各方面のファンコミュニティでは再販投票の呼びかけや
過去商品リスト共有が活発に展開されている。
20年積み上げた膨大なラインナップが、ファンの声によって再び呼び戻される。
その動き自体が今回の20周年祭りのもう一つの大きな見どころとなっている。
ゲーム・アニメ・配信系注目新作を細かく掘り下げる
今回のスマイルフェス2025で発表されたねんどろいど新作群の中でも、
特に注目を集めているのが近年の新規参入IPや配信系作品の参戦である。
ねんどろいどが20周年を迎えてもなお、
「今のカルチャーの最前線を常に取り込み続けるブランド」
であり続けていることを象徴している。
まず大きなインパクトとなったのが、ゲーム系IPの大量参戦だ。
特に海外人気も高いモバイルゲーム作品からは複数の話題作が同時発表された。
ENDER LILIESからはメインキャラクターであるリリィがねんどろいど化決定。
ダークファンタジー世界観の独自性と高い造形再現度が早くも期待されている。
勝利の女神：NIKKEからは、人気キャラであるソーダと紅蓮：ブラックシャドウが商品化決定。
立体映えする特徴的な武装デザインがねんどろいどサイズにどう再現されるか、
フィギュアファンから注目が集まっている。
Stellar Bladeからは、主人公EVEのねんどろいど化が発表。
最新世代のアクションゲームからの参戦となり、
今後の立体展開次第で続編キャラ登場の期待も高まっている。
さらにソーシャルゲーム作品として近年国内外で人気急上昇中の
ブルーアーカイブも大型参戦。
室笠アカネ・尾刃カンナ・下江コハルの3名が同時発表され、
今後さらにシリーズ拡充が予想される。
配信系・Vtuber分野でもラインナップは拡大している。
にじさんじからは椎名唯華・ルンルン・イブラヒム・ローレン・イロアスら
人気配信者が続々とねんどろいど化。
Vtuber市場の立体商品化は今後ますます拡大が見込まれており、
20周年の段階で早くも次世代潮流を捉えた動きとなった。
さらにウマ娘プリティーダービーからもヴィルシーナのねんどろいど化が決定。
既存のフィギュア・プライズ展開に加え、
ねんどろいどでもウマ娘ラインが本格稼働し始めている。
今回の新作群全体を俯瞰するとアニメ・ゲーム・配信・VTuberといった
現代推し活・オタク文化の全ジャンルが、
ねんどろいどブランドに収束しつつある様相すら感じられる。
20周年をきっかけにねんどろいどはIPプラットフォームとしてさらに拡張フェーズへ突入したと言えるだろう。
巨大化する「ねんどろいどらーじ」とは？
今回のスマイルフェス2025で注目を集めた新機軸のひとつが
「ねんどろいどらーじ」の存在である。
通常のねんどろいどよりも大型サイズで展開されるこのシリーズは、
ねんどろいどブランドの派生進化形として2020年代に登場した比較的新しい路線だ。
スマイルフェス2025では『Fate/stay night』よりセイバーがらーじ化され、
さらに『ハイキュー!!』から影山飛雄もねんどろいどらーじとして発表された。
ねんどろいどらーじは通常の約2倍以上のスケール感で造形されるため、
造形ディテールの強化と迫力ある展示映えを両立させやすい特徴を持つ。
これまでのねんどろいどはコレクション性とコンパクト性が大きな武器だったが、
らーじシリーズは「フィギュアそのものを飾る楽しみ」に重点を置き、
存在感を前面に出す戦略に舵を切り始めている。
特に大型サイズが求められる人気キャラやアクションポーズ映えする
キャラクターは今後ねんどろいどらーじの主戦場となっていく可能性がある。
20周年を迎えた今、ねんどろいどブランドは
「小型コレクション」「大型展示映え」「ディフォルメ可動」「シリアス造形」の
複数の成長ラインを同時展開しており、らーじはその中核の一つへと成長を始めている。
秋葉原とのシンクロ：ねんどろいどJAPAN TOURの狙い
20周年施策の中でも象徴的なイベントとなっているのが
「ねんどろいどJAPAN TOUR」である。
記念すべき第1弾開催地に選ばれたのはねんどろいど象徴の地・秋葉原。
秋葉原のオタク文化発信力とグッドスマイルカンパニー本社の拠点性が
重なり合い巡回イベントの開幕がこの地で飾られた。
秋葉原でのJAPAN TOURでは20周年記念展示に加え、
過去作を振り返るアーカイブ展示・試遊体験コーナー・最新原型展示などが一堂に並ぶ。
中でも2006年の初代ネコアルク誕生当時を再現した
「ねんどろいどが生まれたころ in 2006AKIBA」特設展示は、
多くの古参ファンにとって感慨深い名場面再現となっている。
JAPAN TOURの今後の巡回地では各地域のオタクイベントや
大型アニメショップと連携しつつ、
地方展開による新規ファン層の獲得も狙っている。
都市圏偏重になりがちだったねんどろいど販売を全国へ拡散させ、
ファン層の裾野を広げる仕組みとしても重要な試みと言える。
秋葉原とねんどろいどは20年を超えて今も密接に結びつき続けている。
今回のJAPAN TOUR秋葉原開催はまさに原点回帰と未来展望の交差点に
位置する象徴的イベントとなった。
くまおの視点👀
スマイルフェス2025は単なる新作発表イベントにとどまらず、
来場者参加型の体験イベントとしても大幅に進化を遂げている。
ねんどろいどは20年で一つの頂点を迎えた。
だがその成長はまだ止まっていない。
20周年を起点にブランドはさらに拡張フェーズへ突入しようとしている。
さらに近年は海外マーケット展開が本格化しつつある。
北米・東南アジア・欧州での流通網拡充、グローバルイベント出展や現地語版販売体制の整備など、
ねんどろいどのグローバルIP化は着実に進行している。
また、デジタルとの融合も次世代展開の鍵となる可能性がある。
AR・MR技術を活用したバーチャル展示・3Dプリント連動商品・フィギュア写真SNS文化の高度化など、
ねんどろいどは「フィギュアを所有する」だけでなく
「フィギュアと過ごす体験そのものを所有する」フェーズに移行し始めている。
ねんどろいどは単なる可愛いデフォルメフィギュアブランドではなく、
現代カルチャーの可視化プラットフォームへと進化している。
スマイルフェス2025は、その変化をまさに象徴する出来事となった。
最後まで読んでくれたあなたにこっそり教えます。
ちなみにくまおはホロライブ〇〇のねんどろいどを所有！
この記事は随時更新していきます！
All Write：くまお
Here’s to the next 20 years of Nendoroid magic, where every tiny figure brings big smiles to collectors around the world.
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