
前回は「人気投票の真実」の洗礼を浴びせたあきら様ですが、番組も9回目を迎え今回は「柊つかさ」の紹介……のはずが話題はいつの間にか「真のアイドルによる写真撮影術」へと移り変わりました。
芸歴11年の小神あきら様がアシスタントの白石みのる君に叩き込んだのは、単なるポージングではない生存戦略としてのカメラワークでした。
第9回「アイドルと人気投票の真実」概要
小神あきら(以下、あきら): らき☆ちゃんねる〜!おはらっきー! はーい!今日も元気に「らき☆ちゃんねる」をお届けしたいと思います。 早いもので今回でもう9回目となります。ナビゲーターの小神あきらです。 プロデューサーの伊藤さんに「白石、ちょっと来い」って呼び出される予定の……。
白石みのる(以下、みのる): え、そうなんですか? あきら様のアシスタントに100%力を注ぐ白石みのるです。よろしくお願いします。
あきら: はい。今日はキャラ紹介第3弾!柊つかさ編、レッツゴー! ……(あきらがみのるを攻撃するような鈍い音)
みのる: ひいぃ、痛い!……ひいぃ、あぁ。 すいません。
あきら: いよいよ盛り上がってきましたね!
みのる: はい、ふんどし締め直して頑張っていきたいと思います。ね、あきら様。
あきら: ふんどしって……。 私さ、一応アイドルだからそういうのはちょっと。 そこんとこよろしくね。
みのる: あ、そうですね。本当……。 あ、ふんどし食い込むまで締め直してっていうのは……。
あきら: あのね老婆心ながら一言言っておくけど。
みのる: ろ、老婆心?
あきら: 芸人さん下(シモ)に走ったら終わりだから。
みのる: 僕芸人だったんだ。
あきら: あとネタ被りね。最近多いから気をつけて。
みのる: あはい。
あきら: えっとなんだったっけ今日は。
みのる: あ、柊つかささんの紹介です。
あきら: あー、あの「通販」! みんみんミラクル!みくるんるん!でしょ? それ言っちゃいますか。
みのる: な、なんといいますかちょっと一昔前のアイドルっぽいキャラですよね。
あきら: あー、いやそうっすかね。まあつかささん確かにアイドルって言えばアイドルな感じもしないでも……。
(あきら、激しくみのるを攻撃)
あきら: 笑わせんじゃないわよ!! 柊つかさがアイドル!?どこから出したんですかそれ! あんたもさ、こうして私と仕事してんだからそろそろ「真のアイドル」ってものを学びなさいよ。
みのる: は、はい。
あきら: 柊つかさはただ単に癒やし系で幸薄そうな顔ってだけでしょ!
みのる: はぁ、幸薄い顔ね……。
あきら: この際、あんたにアイドルの心得、ここで教えてあげようじゃないの。 まず写真の撮られ方ね。
みのる: え?
あきら: あのさ、これあんたにとっても勉強になる話なんだからさ、気合い入れて聞きなさいよ。
みのる: あ、はい!
あきら: 街でいきなり写真撮られたりするじゃない。 (カメラのシャッター音) ポロ、シャッター切って。 (さらに連写音) パシャ、パシャ、パシャ。 ま、こんな感じ。小道具も必須アイテムなのよ。常に仕込んでおいたほうがいいわね。
みのる: どこに……。
あきら: あとさ、たまに街歩いてていきなりパシャって油断した顔撮られちゃったりするといけないから常に緊張。 で瞳を白く光らせること。 (シャッター音) 「心霊……」「劇場……」 でね、目はあくまでどんぐり眼に見開いてここだけで笑いを表現するの。
みのる: 怖っ。
あきら: 表情もね、自然っぽく作るのよ。例えばこう突然カメラ向けられて……。 (シャッター音) 「あきら、びっくり!」なんてね。
みのる: はぁ……自然ね……。
あきら: そうね。あとバリエーションで、男と一緒に撮られた時……。 あ!もうお別れの時間ですね! というわけでこのコーナーではみんなからのあきらへの質問や激励、それと番組に対する感想などドシドシ送ってください!ラジオやホームページでも受け付けてます!
みのる: はい、ではまた次回、お楽しみに。バイバイ〜!
(番組終了のジングル)
あきら: 撮影会やったよね。
みのる: やりましたね。ピンクのカーディガンとか着てやっちゃいましたからね。
あきら: ほぉ〜可愛かったね。
みのる: あざっす!
あきら: どうした?
みのる: いや、ね、みんな可愛いって言ってくれましたよ。
あきら: そうね。ノリノリだったもんね。
みのる: ノリノリでしたね。
あきら: 楽しそうだったね。あのなんか上目遣いに、こう、なんて言うんですか?顔の下で手を組んでやるのとか、すごい楽しそうでした。
みのる: あぁ、はい。癖になっちゃったんじゃないですかねちょっと女装も含めて癖になりました。
あきら: 写真チェックした?
みのる: いやしてないですよ。
あきら: (地声の低いトーンで)お姉様(マネージャー)がね、写真チェックをして正直ちょっと「ドン引き」っていうのもあったよ……って。
みのる: まあでも僕はもっこり写真とかいっぱいあるんでまあそのへんは大丈夫ですかね。
あきら: (無言で立ち去るような気配)
芸人化への警告とアイドルの品格
みのる君の「ふんどし締め直して」という不用意な発言に対しあきら様は即座に「下(シモ)に走ったら終わり」と釘を刺します。
アイドルが一度「芸人」としてのレッテルを貼られれば本来の輝きは失われてしまう。この自己ブランディングへの厳格さこそが彼女が長く業界で生き残ってきた秘訣と言えるでしょう。
24時間「撮られる」ことへの緊張感
あきら様が伝授した撮影術は非常にストイックなものでした。
「街でいきなり撮られてもいいように、常に緊張しておくこと」。
いつどこでレンズを向けられるかわからない現代のアイドルにとって「オフの顔」は存在しないという冷酷な現実を彼女は身をもって示しています。小道具の活用や自然に見せるための計算された驚き顔などその技術はもはや職人の域に達しています。
「どんぐり眼」に隠された狂気と努力
特に印象的なのは「目はどんぐり眼に見開いて、ここだけで笑いを表現する」という指導です。
一見すると不気味にも思えるその表情は実は「瞳を白く光らせる(キャッチライトを入れる)」ための合理的な手法でもあります。可愛く見せるために、あえて人間離れした表情を作る。そのギャップにアイドルという職業の業が凝縮されています。
くまおの視点👀
あきら様が語る撮影術は一見すると滑稽ですが、その本質は「他者の視線を完璧に制御する」という強い意志にあります。
「幸薄そうな顔」と評された柊つかさと自ら光を放つために表情を固定する小神あきら。二人の対比から私たちは「癒やし」と「プロフェッショナリズム」の決定的な違いを学ばされます。
All Write:くまお
A professional smile is a mask crafted through constant tension and unwavering pride.



