
前回はこなたへの「トレンドの真実」の洗礼を浴びせたあきら様ですが、今回はついに動き出した「フィギュア化企画」と、それに伴う「人気投票」という残酷なシステムに翻弄されるあきら様の姿を考察します。
第8回「アイドルと人気投票の真実」概要
小神あきら(以下、あきら): らっきー☆ちゃんねる〜!おはらっきー! 今日も読者のハートに愛をお届け!らき☆ちゃんねるのナビゲーター小神あきらです!
白石みのる(以下、みのる): 同じくアシスタントの白石みのるです。
あきら: いやぁ早いものでこの番組ももう8回目ですよね。
みのる: そうですね。そろそろ目新しいこと考えないとマンネリと言われちゃいそうですしね。
あきら: (地声で)何だって?
みのる: (怯えて)ど、どうしたんですか!いやただいろいろやってみたいな、なんて思っちゃったりなんかして……。
あきら: (アイドル声に切り替え)あ、そうそう!こないだ街を歩いてたら、声をかけられちゃった!
みのる: エステのアンケートですか?
あきら: (激昂)やーだー白石さん、それマジすか!? ……もちろんファンの人からよ!あんた、こんなことないわよね!
みのる: (打撃音と共に)な、ないです……。
あきら: そうだよね〜!アシスタントだもんね!ま、頑張りたまえ。おほほほ!
みのる: で、でも!僕宛のファンレターがどっこいしょ一、こんなに!
あきら: (絶叫しながらみのるを攻撃)な、何でよ!ちょっと、痛っ!私には来てないのに! あんた何て書いてあんのよ。……一枚だけ? (読む)「カードの有効期限が近づいています」……これ、ビデオ屋のDMじゃないのよ!テレビの前の皆様、私にもファンレター送ってくださいね!大大大募集です!
みのる: あきら様、そろそろ本題の方を……。
あきら: 調子に乗ってんじゃないわよ。あんたの代わりはいくらでもいるんだからね!
みのる: すみません……。
あきら: (アイドル声で)ジャジャーン!発表しまーす! なんとこの番組でフィギュアを作成することになりましたー!
みのる: あきら様、フリップ逆さま……。 ねえもう分かってやってるんだから上手いなあ、あきら様。
あきら: 実はですね、今回の企画は……(ノイズと共に再生速度が変わる不具合) ……え、おかしいな。えー、今回は……。 (怒りの咆哮)どーなってんのよこれ!!
みのる: あきら様、落ち着いて!それは「中の人」のマネージャーの名前ですよ!ちょっと!
あきら: (半狂乱で)あんたまさかこれ……!
みのる: (必死に制止)滅相もない!はいというわけで今回のフィギュア化は皆様からの投票でどのキャラにするか決定します! 熱い思いを待ってるぞ!
あきら: (アイドル声)皆様、投票よろしくお願いします! それじゃあ今日はこの辺で。次回のらき☆ちゃんねるもお楽しみに!バイバイ〜!
(番組終了のジングル)
あきら: こんな投票したら本編のキャラが1位取るに決まってんじゃん!何これ、私、噛ませ犬?
みのる: いやまだそうと決まったわけじゃ……。あ、そうかついに僕もフィギュア化か……。
あきら: 何言ってんの。これある程度操作……(フェードアウト)
「代わりはいくらでもいる」という恐怖の裏返し
みのる氏に対し「代わりはいくらでもいる」と言い放つあきら様ですが、これはそのまま彼女自身の「生存競争への恐怖」を投影しています。
番組開始から2ヶ月、マンネリを恐れるあまり後輩への攻撃性が「ファンレターの数」という具体的な数字によって加速していく様は人気商売のシビアさを物語っています。
フィギュア化と「本編キャラ」の壁
自身の番組でのフィギュア化企画にもかかわらず本編キャラとの人気投票という形になったことへのあきら様の憤りは正当です。
「私、噛ませ犬?」という自虐はどれだけ外伝で頑張っても「本編のヒエラルキー」には勝てないというメタ的な絶望感を含んでいます。
「大人の事情」への介入と不信
最後にあきら様が口にした「ある程度操作……」という言葉。
彼女のようなベテラン(芸歴11年)は、エンタメ業界の裏側にある「見えない力」を熟知しています。純粋な人気投票を信じきれず常に裏の意図を疑ってしまう。
そのスレた感覚こそがあきら様を単なるアイドルではない、厚みのある(毒のある)キャラクターにしています。
くまおの視点👀
あきら様の魅力は自分の不遇を「笑い」……というか「叫び」に変えてしまうエネルギーにあります。 投票結果がどうあれ彼女はこの理不尽な状況をさらにネタにして這い上がってくるでしょう。
それは秋葉原の街が何度も形を変えながら生き残ってきた生命力にも似ています。
All Write:くまお
In a world of popularity contests, even a rigged game can be a stage for a star.




