串カツ田中のコンセプト店舗「アキバあいどる店」が閉店
「アイドルの卵たちが接客!」
2021年6月21日より鳴り物入りのコンセプトで新規顧客獲得を狙い営業活動中だった『串カツ田中アキバあいどる店』が2022年12月30日に閉店となる事を発表しました。
Twitterでは閉店を惜しむ声から公式やスタッフさんの感謝にあふれるツイートで賑わっています。もちろん寂しいニュースとしてです。誤解のないよう先に立場を明示しますが、くまおは寂しい報せだと思うあまりに筆をとった次第です。
それでは先ずは判明している状況からお伝えしていきます!
公式からの告知
現在串カツ田中公式HPより告知されている内容です。
いつも串カツ田中アキバあいどる店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。2021年6月21日にアイドルを目指している方、アイドル活動で頑張っている方を応援したいというコンセプトのもとオープンしましたが、2022年12月30日(金)をもちまして閉店することとなりました。本日まで続けてこられたのは、ひとえに多くのお客様から応援をいただけたためだと思います。本当にありがとうございます。つきましては、皆様に感謝の気持ちを込めまして、12月26日(月)~30日(金)まで最後のアキバあいどる店イベントを実施いたします。
引用元:https://kushi-tanaka.com/news/entry/2054
イベント詳細は、公式SNSにてお知らせします。残り少しとなりますが、最後までアキバあいどる店を盛り上げていきます!
ぜひ、皆様のご来店をお待ちしております。
謝意と今後の流れについて説明されています。
また、ポイント付与と新規発行は12月25日まで、景品渡しについては12月30日までとのお知らせも明記されています。
ここからも考察ポイントが読み取れますので後述します。
Twitterの反応について
「串カツ田中アキバあいどる店」閉店後に多く見られたツイートで「知らんかった」「閉店前に行っとくか」「一度も行けなかった」など、認知がなかった人や知っていたけど行く機会がなかった方が多い印象のツイートがとても多く見受けられました。その一方でスタッフとして働いているであろうアカウントでの広報活動の痕跡がたくさんあり、頑張っていたのだなぁと感心せざるをえませんでした。
もちろんYouTubeなどではたくさんのレビュー動画が確認出来ましたし、足繁く通っていらっしゃる方も多かった事と思います。ですが今回調査してみて見えてきた考察ポイントが存在しました。こちらも後ほど後述していきます。
考察
何よりも閉店理由に触れない潔い告知であった事から、利益確保が難しいか何らかの事情が発生して店舗維持の見通しが立たない状況なのだという事が推測されます。
それが人員確保の点であるのかもしれませんし、会社全体としての方針転換があったのかもしれませんし、公式発表がない限り外部の人間としては推察するしかないのです。
故に考察という形で記事化させて戴いています。
ご理解をお願い致しますm(_ _)m
秋葉原や業界にとっては有意義な取り組みだった
先ず、会社やスタッフ様と関係者様の皆様に対しては残念でならないという事をお伝えせねばばなりません。日々努力と奮闘を重ね店舗維持と発展にご尽力された事への敬意を示させていただきます。
その上であえて考察させていただくならば、秋葉原や業界にとってとても有意義な取り組みであったのではないでしょうか?
その理由として、「コンセプト設定と外食チェーンが抱える課題」についてしっかりと方針付けされていた点です。またこれが解決しきれなかった事が閉店の要因なのではという考え方です。
この2つの点について邪推を含めた考察を掘り進めます。
「コンセプト」について
ご承知の通りアイドルの卵たちを応援する事が出来、かつリピーターに直結し得る客層の獲得を目指した点です。事実ファンの方が店舗に訪れていようなSNSでの投稿もありましたし、一定の評価と成果はあったのだと思われます。そしてここが「おもしろい」という評価に繋がって、閉店を惜しむ声が多く散見されている一番の要因であると考えられます。
確かにどこかで聞いたようなコンセプトではありますが、そちらも今や業務を縮小せざるを得ない状況となっています。そうなってくるとやはり人件費+テナント料を吸収出来るだけの利益の確保が、店舗維持の絶対条件となってきます。
人件費 | 30%以内 |
賃料 | 10%以内 |
原材料費 | 25%以内 |
水道光熱費 | 10%以内 |
例えばテナント料が100万円/月の場合(秋葉原のあの立地で路面店ならもっと高い可能性もあります)、単純計算で月1000万円の売上が必要となります。これは1日約33万円の売上、@1200円の場合277組の来客が必要となります。しかもこれは平均値ですので毎日コンスタントにこの売上が必要となってきます。天下の串カツ田中さんであれば原材料費はスケールメリットの恩恵と独自のノウハウがありますのでもっと抑えられているはずですが。
問題は人材かもしれませんね。この割合で行くと総支給20万円の人員を15人で30日間回す計算になります。これが正直多いのか少ないのかはプロではないのでわかりませんが、フルタイムで入る計算で上記の人員があれば良いのでしょうが、アイドル活動をメインとされているスタッフさんであれば1日数時間刻みとなればその人員をさらに多く必要とし、シフト組みは大変になってくるかもしれません。人件費で言うとコストよりシフト調整がとても大変そうなのではと感じるくまおでした。まあ、一般の職場と比べれば楽しそうですけどね。
「外食チェーンが抱える問題」について
外食(飲食)チェーン店が抱える問題の大きな問題のひとつ「人員確保」。
これはどの業種・業態でも起きている問題ではありますが、今回は秋葉原を舞台とした飲食店のお話。しかもコンセプト店舗のお話です。
今回「串カツ田中アキバあいどる店」閉店の報を受け、改めて思った事があります。それが「望む人員の確保」という点です。考えて見れば若くて接客の上手な接客スタッフはまさに飲食店が求める最高のスタッフであると言えます。しかしこんな求人はもはや出せません。当然ですが無料・有料に関わらずあらゆるメディアやWEB媒体でもダメです。
今回の店舗コンセプトの場合、事実上限定的な求人活動を行えるという狙いが推察できます。人員確保が困難な外食チェーンでこれほど合理的な求人は他ではありえません。もちろん性別や年齢にとらわれない公平な募集・求人活動が大前提となりますので、それを理由に採用の可否を決めてはいけません。
これが秋葉原でのコンセプト店舗であるが故に、求人に対する応募者像を想起させるという点です。誰しも就職する際には実際に働いている自分をイメージして、合う合わないを判断して仕事に応募するというものです。うーん、シンプル。
しかし、この人員確保について調査しましたが問題点が実際に確認できませんでした。まあ表に出すような事ではないので当然だと思いますが。
この点についてはやはり利用者や働くスタッフにも好意的に受け入れられていたのではないでのでしょうか。
【予想】『ラストイベント』はどうなる?
現在、串カツ田中公式ホームページのお知らせによると12月26日〜30日の期間、『最後のアキバあいどる店イベント』の実施が予告されています。
同HP上ではその内容についての詳細は確認出来ていませんが、分かり次第このブログでもお知らせのお手伝いをさせて戴きたいと思います。
ちなみにこれまで開催されたイベントは、
・限定田中Tシャツコスイベント
・学服出勤コスイベント
・イケてるハーツコラボ
・クリスマスコスイベント
などが開催されています。
そこでくまおがラストイベントを大胆予想!
・コスイベント(たぶんほぼ確)
・限定グッズ大放出(見込みあり?)
・他店舗で使えるクーポン配布(うーん)
・チェキ的な記念に残るサービス(これもほぼ確でしょ)
・限定メニューの販売(あるな)
・アイドルさんたちのグッズ販売(ありそじゃないですか?)
以上くまおの勝手な妄想をお許しください(_ _)
くまおの視点👀
以上、今回は『串カツ田中アキバあいどる店』閉店とラストイベントを考察してみました。
「エアプ(# ゚Д゚)ダマレ!!」
と聞こえてきそうですが実際そうです(笑)
くまおもSNSでの多くの反応と同じく、この報に触れたとき「はぇ〜、そうなの?」と思ったひとりですのでちょっといろいろと調べてみました。何よりせっかくのコンセプト店舗なのに、独自の公式ホームページがないのがなあ。お金かけなくてもその方がよりアキバっぽいというか…。あと公式YouTubeチャンネルはぜひ欲しかった(´;ω;`)ブワッ 伝わり方も違うし認知度上げて貰えばもっと顧客増えそうなのにな。と、素人考えですが思わずにはいられないくまおでした。
この報に心痛めている方も多いと思いますが最近のアキバってこういうニュースが目について悲しく思っているくまおなのです。ご理解ください(´・ω・`)
年末進行突入でくたくたのくまおですが、必ずお邪魔する決意に至りました!てか楽しみたい😊
もしこの記事でご興味持たれた方はぜひ足を運んでみてください!!
このブログでは他にも「ご時世」にまつわる記事を投稿しております。
こちらもぜひご覧ください!!
All Photos By くまお
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