『オタク界の聖地』秋葉原‼なぜそう呼ばれるのか?秋葉原の歴史を簡潔に紹介!

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さて秋葉原と言えば『オタク界の聖地』とよく呼ばれており、その認知度は日本全国のみならず、世界各国でもこの愛称で認識されています。

一体いつから秋葉原ではこのような印象が根付いたのでしょうか?

今回はそんな秋葉原がオタク界の聖地となった由来や歴史について
ご紹介させていただきます。

くまお的視点と簡潔なご紹介で世界中の人に愛される秋葉原について学び、もっと秋葉原の良さに触れていきましょう!

家電の街からパソコンの街に

かつて第二次世界大戦の終戦後、ラジオの部品を中心に露店をはじめ、『電気の街』と呼ばれた秋葉原でしたが、また事態が一変する出来事が起こります。

それが1973年の『オイルショック』でした。

調べれば調べる程思い知らされるのが、かつてのオイルショックの影響は多方面の産業や文化に大きな影響を与えたようですね。特に秋葉原の街の遷移に欠かせないキワードとなっています。

日本での影響は大きく経済不況に陥ってしまった為、家電製品の売り上げも厳しい時期が続いていました。

そんな中、新たに頭角を現した製品が『パソコン』です。

当時のパソコンは普及して間もなかった為、かなりマニアックであり、専門的な知識の必要な製品でした。一方で秋葉原ではラジオの部品を販売していたこともあり、このマニアックな知識と客層を活かしてパソコンの販売に力を入れるようになります。

そんな中、訪れてしまった『バブル崩壊』。

これにより、多くの家電製品店が閉店に追い込まれてしまっている中、パソコンに力を入れていた秋葉原はパソコン文化のある『パソコンの街』として名を知られるように変わっていきました。

常に時代と向き合い、最新を取り入れていった当時の人々には尊敬するべき点がいくつもありますね!

結果として歴史を学ぶことで秋葉原の街の凄さが分かってきます。

『オタク界の聖地』秋葉原の誕生

『電気の街』から『パソコンの街』へ進化した秋葉原。

今では「秋葉原エリア」は公共交通機関の充実とともに発展・拡大を続けています。

パソコンが主流となってきた日本には数多くのゲームが登場していきました。同様にアニメを主体としたものや、美少女、ミリタリーなど様々なジャンルのゲームを楽しめる時代となりました。

秋葉原ではパソコンに特化していたので、パソコンで遊ぶことのできるゲームも当然のように取り入れていくようにしました。

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あらゆるスペースにアニメの秋葉原

その結果、ゲームが好きな人や、ゲームの題材となったアニメのグッズなどを探している人が秋葉原に集中するようになり、現在の『オタク界の聖地』と呼ばれるようになったのです。

現在では様々なグッズが販売されており、世界中でも通用するほどの知名度を得ることに成功しています。

この『オタク界の聖地』という称号の背景には、古くから多くの人が大変な思いをして少しずつ地域を盛り上げていった結果にあります。

世界中で愛される『オタク界の聖地』秋葉原

アニメやゲームをそんなに好きではないという方にも、先人たちの熱い思いが伝わることを願っています。

アキバの歴史に影響した出来事を考察

【戦後 電気街の誕生】 戦後の闇市から復興が進むなか秋葉原駅周辺には家電や無線機のパーツを扱う露店が集まり始めた。 東京電機大学が近くにあった影響もあり技術系学生やマニア向けの電気部品の需要が高まり電気街としての基礎が固まっていった。

【1981年6月 NECがPC-8801を発売 パソコンブームが秋葉原に波及】 1980年代に入り家庭用パソコンが登場すると秋葉原は電子部品だけでなくパソコンの販売と自作パーツの集積地として進化していく NECのPC-8801や富士通のFM-7 シャープのX1といった機種が登場し ソフマップやLAOXが勢力を伸ばす時期となる。

【1991年12月14日 メッセサンオー本店開業 オタクカルチャーの芽生え】 ゲームとアニメの専門店 メッセサンオーが登場したことで秋葉原に明確にオタク向けカルチャーの香りが立ち始める同人ソフトやインディーズCDなど一般流通しないコンテンツが店舗に並ぶことで 秋葉原が“発見される場所”へと変貌し始めた。

【1995年3月27日 Windows95日本語版発売 秋葉原に徹夜組出現】 マイクロソフトのWindows95発売時には 秋葉原のパソコンショップに長蛇の列ができ深夜から並ぶ徹夜組がメディアに大きく取り上げられた 秋葉原が単なる物販の場ではなく 社会的イベントの震源地となりうることを証明した。

【1999年12月24日 K-BOOKS秋葉原店オープン 中古同人市場の拡大】 池袋発祥のK-BOOKSが秋葉原にも進出し中古同人誌やグッズの流通が加速した BLや成人向けのマニアックなジャンルも正面から扱うスタイルが話題を呼び 秋葉原に“コアな層が安心して通える文化圏”が形成されていく。

【2001年3月 Cure Maid Cafe開店 世界初の常設メイド喫茶】 Cure Maid Cafeがオープンしたことで 秋葉原にメイド喫茶という独自文化が誕生する ご主人様と呼ばれる顧客が日常を忘れられる場所として 一種の“非日常エンタメ施設”となり 海外メディアにもたびたび紹介された。

【2003年6月22日 秋葉原UDXの開発発表 サブカルの拠点化が加速】 再開発の中心となる秋葉原UDX構想が発表される。これによりアニメセンター イベントホール IT関連企業などが一体化する複合ビル群が形成される予定で 秋葉原のオタク文化と都市開発の融合が現実味を帯び始めた。

【2005年4月29日 とらのあな本店リニューアルオープン 二次創作文化の牙城に】 同人誌の大手販売店とらのあなが大規模リニューアルを行い書籍だけでなくグッズや音楽CDも含めた多角展開を開始した この頃から秋葉原は“作る側のオタク”にとっての発表と流通の場として機能し始める。

【2007年6月10日 通り魔事件 秋葉原の光と影】 この日発生した無差別殺傷事件は 全国に衝撃を与えた。アニメやゲームに対する偏見がメディアで拡散された一方で秋葉原を愛する人々による追悼活動や再評価の動きも生まれた 聖地であるという言葉の重みと責任を改めて考えさせられる契機となった。

【2010年11月26日 AKB48劇場公演1000回達成 秋葉原アイドル文化の定着】 ドン・キホーテ8階にあるAKB48劇場が公演1000回を突破し地元密着型のアイドル文化の可能性を証明した。秋葉原はアイドルファンにとっても聖地となり男性オタクに限らず幅広い層が足を運ぶ場所となっていく。

【2014年8月16日 秋葉原ガチャポン会館リニューアル サブカル聖地の深化】 ガチャポン専門施設として知られるこの施設がリニューアルし大量のカプセルトイが国内外の観光客に人気を博す。 小さなプラスチック球体に詰まった“推し活”の原点として秋葉原のポップカルチャー的側面が注目されるようになった。

【2023年7月28日 eスポーツ施設LFS秋葉原オープン ネクスト世代の聖地へ】 eスポーツの拠点として最新鋭のLFS施設が開業し若年層における秋葉原のイメージ刷新が進むゲームは“遊ぶもの”から“競技するもの”へ 秋葉原は常に時代とともにアップデートを重ねてきた。

【考察1 オタク文化を受け入れる土壌が育った街】 秋葉原の本質は“許容力”にある。ここではマニアックな趣味も否定されずそれどころか経済的価値を持って受け入れられる。 一般社会では異端視されがちな趣味が主役になれるこの街の空気こそが 他に代えがたい存在意義といえる。

【考察2 経済と文化のハイブリッド構造】 秋葉原の魅力は物販の集積地という顔と文化発信の拠点という側面が共存している点にある。消費と創造が同時に進行することで店舗一つひとつが“文化施設”として機能している点が他の商業地との決定的な違いだ。

【考察3 秋葉原の進化は終わらない】 メイド喫茶も同人ショップも最初は“奇抜”とされたが今では秋葉原に欠かせない定番文化として定着している。 これからもAIアバターやメタバース店舗など新たな波が押し寄せるだろう だが秋葉原はそれらを拒まずいつだって“実験場”として受け入れてきた。

秋葉原について思ふ事

Akihabara.site
秋葉原某所より神田川を望むくまお

くまおも現在の秋葉原へ行くといろいろと思うところはあります。

最盛期を知る世代とは言い難いですが、もっと「ゴチャッ」とした街でいながら歩いていてワクワクするような熱に包まれていた気がします。

今はとにかく寂しい。人通りは結構あるのですが…

かつて賑わった店舗がなくなっていたり、「貸店舗」になっているテナントの数々。オンラインでの購買が主流となり行列も少ない。貸店舗についてはこちらの記事もどうぞ!

しかし良きものは残り、また新しい潮流も見受けられます。

通っていた店舗がなくなっていたり、飲食店の看板が変わっていて驚愕してみたりと探索する度に感情を揺さぶってくれる街。秋葉原。

アニメの聖地も様変わりで見る影もなくなったりしていても、そこに存在していた事をしっかりと後世に伝えてくれているブロガーやYouTuberの方もたくさんいます。なんて心強い事でしょう!

しかしながらくまおがお気に入りだったYouTubeチャンネルを運営されていた方もご時世的なストレスで動画のアップが途絶えてしまったり…

でもそれを一部の方が背負続けるのはとても酷な事だと思ふのです。

くまおなどは超ライトオタですし、とても詳しい部類である自覚などサラサラありません。でもそんな人達でもすこしづつでもその役割を分担して、世に残していく事が出来たらと思い微力ながらこのブログをしていくつもりです。

総合的なポータルサイトでは最新のアニメやイベントに記事が集中され大半を占めていきますが、くまおはこっそりしかし大切な事をお伝えして、すこしでもどなたかのお役に立てる記事が書ければ本望です。

序盤はそれなりの記事から書いていきますが、しっかりとお伝えしていきます!

そんな事を少しづつ、ゆっくりと記事に出来たらと思っています。

くまおが秋葉原を語るYouTube

ちなみにくまおが秋葉原で事を語るYouTubeもご紹介致します。

主に秋葉原のニュースを取り上げています。

また、くまおが秋葉原で体験したコンカフェ話やアニメの話し、事務所の物件探しなどのお話もしています。お時間あればご覧になってみてください。素人運営ですのでお察しを…。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!

All photos:くまお

くまお

サブカル好きな社会人ライター(`・ω・´)ムム
普段は法人様のWEB担しています/ブログ歴7年/秋葉原探索歴15年/体験談を基にアキバタウン情報やアニメ・ゲームの情報をお届けします/同好の方々のお役に立てるブログ運営を心がけております。

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