いろんな人に出会える秋葉原。そこにはオフィスから吐き出されるサラリーマンから外国人観光客、地元民、そして圧倒的割合を占めるであろうオタクたち。(もちろん私含む)
そこで繰り広げられる無数の会話は、聞き耳を立てずとも自然と聞こえて来てしまうもの。
本来聴いてはいけないし、それを掘り返すのご法度なのだろうがアキバの雰囲気を伝える使命を帯びるくまおは書かずにはいられない…。
ということで、これはくまおが体験したアキバでの秋葉原ならではのある一日の体験談です。
ぜひ最後までご覧ください😊
とあるカフェで変わった人たちに出会う…
歩き疲れて吸い寄せられるように立ち寄ったカフェでの出来事がちょっと面白かったのでご報告。
そのカフェにはメイドさんはいない。コーヒーを中心としたメニューで軽食も無い、ホッと一息つけるとあるカフェでのお話し。JR秋葉原駅から歩いて1分のカフェ。※関係者の方にご迷惑がかからないようになるべく固有名詞は伏せてお伝えします。
「ござる語」の使い手
スマホを眺めながらのんびりする人が目立つ店内。あまり喋る人はいないひと時の事でした。くまおも掘ってきた荷物を足元に置き(転売屋ではない)、ようやく腰を落ち着ける幸せを噛み締めながら夕食の事に思いを巡らせていた至福の時。地下に繋がる階段の方から唐突に聞こえる声。
「だから、拙者は興味が無いでござるよ💢」
複数人で話しているようだ。その内の一人が気を吐いている。
そう言えばくまおは地下席にはトイレをお借りする時にしか行く事はない。このカフェにはちょいとお邪魔する感じで長居はした事がないからだ。
しかし、なんだろう。この懐かしい感じのフレーズ。『電車男』で出てきそうなモブキャラが吐くような言い回し。続きが気になる…。
「勝手に行けば良いでござる💢」
どうやら察するに、この後に向かう先(ショップ?イベント?)で揉めているようだ。数人のグループでござるの人だけ趣向の違う行動を強いられている様子。
「拙者は〇〇チャンに会いに来たのでござる!余計な事にお金は使えないのでござる💢」
その声の主は甲高く叫んでいる。若い?年の頃は20〜30歳くらいであろうか?なんとなくの話の内容から、おそらくお気に入りのメイドさんに会いに来たのだろう。そして仲間と向かいたいメイドカフェが異なっている事も想像に難くない。
気持ちはわかる。明確な推しがいるのであればそこに対して全ての時間と全ての軍資金をフルベットしたい気持ちも。だとしたら一人立ち上がるべきなのでは?集団行動などしている場合ではない!さあ、時間は有限だ。行くのだ!若者よ!などと余計なお世話を心でつぶやくカフェ入り口に陣取る私に、一行の声が近づいて来る。いよいよアキバの街に繰り出すようだ。
「…ちょっとだけ顔出すだけでござるよ…」
行くんかい。
しかし、彼が輪の中心にいる事を書き留めておかねばならない。
そう、愛されているキャラクターとして輪の中心にある彼の姿を…。
変わってはいるが憎めない彼を…。
そして私はようやく安息を得るのであった。
地元アピール民
続いて、フンガフンガしながらカフェに入って来たおじいちゃんの話。
何か独り言を言っている。
店員「あれ?〇〇さん!」
若い女性店員。愛想が良くて接客も関心する。
爺「ふんが…ふんがー(聞き取り不能)」
店員「ん?今日は機嫌悪いんですか?」
爺「俺が…ガガ…行って…ガガ…ふんが💢(やや聞き取り不能)」
店員「何か怖ーい」
爺「カフェラテアイスふんがレギュラーな(汗)」
店員「…はーい」
そしておもむろに新聞を広げるおじいちゃん。確かにその怒りを感じ取れるほどバサバサとうるさく紙面をめくっている。
爺「すぐそこで…ガガ…ガキども…ガガ…邪魔だ💢(やや聞き取り不能)」
店員「何、何?なんですか?」
おじいちゃんのお怒りのトークを解読・要約をするとこうだ。
おじいちゃんが歩道を歩いているとたむろしている集団が道を塞いでいた。そこでおじいちゃんが睨みつけたところ、集団に笑われたとの事。おじいちゃんは何も言わずグッとこらえてこのカフェにその怒りを持ち込んだようだ。んー。店員さんや他のお客さんはたまったもんじゃない。
だが、正直それ自体私はよくある会話として普通に聞き流したいところだった。するとおじいちゃんが続けて吐き出していく。※以下読みづらいし書きづらいのでフンが語を解読した状態でお届けします。
爺「俺を誰だと思ってるんだ💢」(知らんし…)
爺「どこから来たのか知らんがこの田舎者どもがっっっ!」(; ・`д・´)エー
爺「ったく、〇〇の寄り合いで言ってやる💢」
店員「………」
…まあ、ケラケラと見下した態度を取った連中が容易に想像出来てしまう程よくありそうな話ではあるけどおじいちゃんがフンがフンがしながらイキってるのもとても気持ち悪い。
きっとこの辺で長らく仕事をしてきた人なんでしょうけど、悔しかったんでしょうけど、頭に浮かんだ事を口にしなきゃいられないタイプなんだろうなと。
まさかカフェのオーナーさんじゃないですよね?いや、それはないか。
このカフェではベテラン風の店員さんが仕事そっちのけで常連さんと大声で話している風景はよく見ますが、若い店員さんにキレ絡みしている常連ぶったお客さんを見たのは初めてでした。
みんな、仲良くね…( ー`дー´)キリッ
「俺たちオタクじゃねーしアピ」カップル
続いて中年男性と30代前後の女性(くまおプロファイリングによる)がご来店。
男「で、いつ返せるの?」
女「ごめんて、月末に〇〇の回収があるからそれで…」
男「おー、働けよ💢」
何かみんな怒りながらこのカフェに飛び込んでこないか(笑)
女「わかってるから!それよりさー」
話を強引に変える嬢。
女「新しい客ついたんだけど〜、コレがウケるから!」
男「あ?どんなよ」
女「アニメよ、アニメ。〇〇?知らねーw」
あ、聞きたくない会話がはじまるかも…。
女「グッズ大量に抱えて来た。金持ちーw」
男「www何歳よ、そいつ」
女「えー、25か6?マジで笑えるw」
…こいつら嫌い。
男「お前客の悪口言ってんじゃねーよw」
女「フハ、フハ、フハハハ☆」
男「じゃあしっかり稼げよ」
女「わかってるから、わかってるから(汗)フハ、ふはは…」
どうでもいいけどこの会話の何が楽しいんでしょうか?無理して笑ってないか?
お二人の関係性についてとやかく言う権利は私には一切ありませんが声を落としたら…。わざと?
さすがに不愉快な会話にそっとエアポッツのノイズキャンセリングをONにしたくまおでした。
(#・∀・)ムハー
関西から出張ついでに立ち寄ったサラリーマン
男「あー、俺や俺!」
カウンターで急に電話をしだしたスーツ姿のサラリーマン。バッグやスマホをテーブルに投げ出す音がうるさかった人物だ。怒ってはいない様子。自だ。
男「今秋葉原ゆうとこおんねん!」
声がでかいな。でもリアル猛虎弁聞けそう((o(´∀`)o))ワクワク
男「オタクちゃうわ!!ハッハーw」
………。
男「やっと休憩でけるとこ見つけたんや。俺、今日、終了ー☆」
年の頃40中盤くらいだろうか?(くまおプロファイリングによる)
男「あー、任せたる。任せたったらえー!」(言葉あってます?)
いや、声でかいし管理者アピ。電話の向こうの人には意味伝わっとるんか?
男「あーそか、俺やるわ。…冗談や…ボソボソ…」
冗談かいな。何かかましたけど意味が分からなかったんだろうな。むしろこのカフェにいる人間たちに向かって話してるのかな?てかその電話、ちゃんと通話状態なのかな?
聞き耳を立てていた訳ではないが、音量が大きいのでイヤでも聞こえてしまう。どうやら日本橋でひと仕事を終えて、アキバに来たらしい。んー。完全に来たくて来とるやん。認めろよ。
その後電話が終わったらしく、そそくさとカフェを後にしたサラリーマンのおじちゃん。どうした?恥ずかしなったんか?アキバでイキるのはリスク高いんだよな…。自然体で行きましょうよ。
あ、『ワイ』って言わなかった!!やはりリアル猛虎弁は聞けなかったくまおでした。
くまおの視点👀
今回は体験談シリーズとして秋葉原で出会った変わった人たちをお伝えしました。
誤解のないように申しげれば、くまおはオタクです。変わり者なのだと自覚はあります。ですがそれを棚にあげて、斜に構えて人物評をしている訳ではありません。決してアキバを自由に楽しむ人々を茶化すつもりはありません。ただ、周りの人に対してイヤな感じのメッセージを放つ人々を「変わった人たち」と表現しています。あとは愛すべきキャラクターを持ち、それを公衆に披露されている方に関しては「変わった人たち」とポジティブな意味合いで表現しております。
言い訳はこの辺にしまして、実はこの日の出来事にはまだまだ続きがあります。
意外とここまでで記事が長くなってしまいましたので、第二弾としてまたお届けしたいと思います。
「なんだ、オタク話じゃないのか。」
「もっと面白い話を!」
と思われた方、次の記事をご期待ください!!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
All photos:くまお
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